ゲーマー回顧録

雑食ゲーマーが色々語る

最近のゲームラッシュで遊んだタイトルの感想をまとめて書き連ねる

相変わらず更新間隔が酷い事になっているがそれもそのはず、ここのところのゲームラッシュのせいである。実のところFF14漆黒のヴィランズ、FE風花雪月の感想についても下書きに放り込まれているのだが、結局書き上げる前に次のソフトが発売されるので完成の目処が…。

 

かと言ってこのブログを完全放置するのもあれなのでここ8、9月で遊んだタイトルについてまとめて書き綴ろうと思う。今年は本当に豊作で嬉しい悲鳴を上げたくなる。今回の記事で触れるタイトルは以下の3つ。

・アストラルチェイン

・デモンエクスマキナ

・白き鋼鉄のX(読み:イクス)

 

ではまずアストラルチェインから。

アクションの気持ちよさは随一

アクションゲームの感想を文字で表すというのはなかなか難易度が高い行為だと思っているのだが、とにもかくにもこの一言に集約される。

プラチナらしいスタイリッシュさ、さらに今作のSFヒーロー物という雰囲気に完全にマッチしたデュアルアクション。レギオンとの一心同体な動きは様々なモーション、そして操作感その両方から感じられる。

右手がプレイヤー、左手がレギオンと操作が一貫されており、加えて攻撃ボタンはお互いに一つずつというシンプルさからとても動かしやすいというのがまず最初の印象である。徐々に増えて行くアクションを使いこなしながら戦闘をこなすわけだが、今作の戦闘評価は被弾だとかコンボだとかよりも、いかにかっこよく戦ったかという部分に重きが置かれており(それはそれとしてノーダメージボーナスは大きい)、下手にチキン戦法を取るよりも積極的に色々な武器、レギオンを切り替えながらシンクアタックやジャストレギオンを狙う方が高得点になるのである。これは個人的に嬉しい調整で、かっこいいモーションがありながらにして隙が大きいから狙わない方がいいというのはアクションゲームで一番悲しい要素だと思っているので、このような評価のされ方はいいなあと思った。

ジャストレギオンは大変面白いアクションで、自身の硬直を無視して行動出来るレギオンならではの回避方法として、いつでもキャンセルして出せるため戦闘のテンポを維持したままこちらのターンを継続出来るものである。ベヨネッタのウィッチタイムよりもある意味高性能なのだが、これを使えるようになると世界が変わる。ずっと出しっぱなしに出来ないレギオンの扱い方を上手く誘導するアクションでもあり、プレイヤー側としてもわかりやすい。ちなみに一番好きなモーションはソードレギオンでジャストレギオンからのチェインバインド、その後のシンクアタックで二人で囲んで殴るあれ。PVでもちょくちょく出ているのだが、完走した時の気持ち良さは断トツ。

ストーリーに関してはあまり期待を裏切らないというか、わかりやすいというか。アクションのモチベーションと雰囲気を十分に盛り上げてくれるものであった。兄弟対決から巨大な敵との対決、何よりラスボスでの全レギオンを動員しての戦闘からフィニッシュムーブはアドレナリンがマッハである。ただ、あれだけいい雰囲気の世界観でありながら周りの人間の掘り下げがざっくりなのは少し寂しいとも思った(特に関係が深いはずのジン、アリシア)。1作では終わらないというか次も期待しているのでそこでまた何かあればなあとも思う。

ちなみに本作はおすそ分けプレイによる2人同時プレイが可能。1人がプレイヤーの移動と攻撃、もう1人がカメラとレギオンの操作と攻撃を担当する。カメラとプレイヤーが別々という時点で察して欲しいのだが、まさしく2人がシンクロしたプレイが要求される玄人向け仕様なのである。実際にやってみると、プレイヤー側のアクションがどれも強力(回避とかジャストレギオンとか)なため、カメラが明後日の方向を向こうが、プレイヤーが謎の方向へ走り出そうが割と何とかなる。ただし捜査パートはとてつもなくダルい。本編クリア後に追加される戦闘メインのミッションなんかだと楽しめるだろう。

 

では次にデモンエクスマキナ

ロボットアクションに欲しいものがきっちり詰まっている

何かと名前が上がるACは実はプレイしていないのだが、それはそれとしてロボットゲーとしてとても面白い作品だった。

武器とパーツのアセンブリ、戦場での高速戦闘、それらがまさしくこういうのでいいんだよこういうのでと言うべきいい具合にまとまっている。

操作もシンプルで複雑さはほとんどなく、どちらかと言えばレーダーから周囲の状況を判断し、なおかつ自分の有利な射程を維持できるよう立ち回りの面で差が付けられるような感じである。

協力プレイも備えており、ロードも早いため、同時期のモンハンを考えながらなんだかなあと思ってプレイしていたのは内緒。ジョニーGはどこぞの相棒より相棒してたし…。

シナリオの面に関しては終盤で急激に進むため、もう少し前に持ってきて伏線を貼るとかなんとかならなかったのかと思うのは多々ある。ロボットアクションの方に全振りと言えばまあそれまでなのだが。

今後のアプデでミッション追加やPVP追加もあるそうなので期待…なのだがPVPは色んな意味ですごい事になりそうである…。

 

最後に白き鋼鉄のX。ネタバレを含むのでまだプレイしていなければガンヴォルト本編と爪とXをプレイしてからどうぞ。

まごうことなきガンヴォルト外伝

筆者はガンヴォルト無印も爪もプレイしている上での本作だったのだが、The Out Of Gunvoltという副題に偽りは無かった。

アキュラのスピーディーなアクションはそのままに、RoRoの新曲が追加された本作。アクション面で面白いであろう事はわかっていたのだが、なかなかにショッキングだったのはそのストーリーである。今作ではライブノベルが廃止されていたため薄味かと思われたのだがそんな事は無く、むしろ周囲の状況が上手く把握出来てないが故にラストのカタルシスが倍増したとも言える。

爪で散々能力者に対するヘイトを垂れ流しにしていたアキュラが自身の妹についてはどうなのか、という問いに対してこの上ない回答が叩き付けられた。背景のカタカナ文字、有効武器がキスオブディーヴァでさらに攻撃手段がモルフォの幻影というダメ押し度合い。いくらなんでもあんまり過ぎないだろうか…。更にラスボスでのノイズに彼女の姿が一瞬混じるのも心をえぐってくる。

それにしてもまさか無印でのバッド(ノーマル?)エンドからのif派生でストーリーが進むとは。翼戦士、スメラギの存在から予想出来なくはなかったのだろうが、アキュラがやたら落ち着いていた理由、能力者がメジャーとなった世界、それらの全てに答えを出すあの瞬間の衝撃ったらない。ライブノベルが無いためアキュラの能力者に対するコメントがほとんど無い中、最後の最後に聞けたバケモノの討滅というワードはラスボスに対するプレイヤー側の感情と完全に一致して、安心感すらある。同じ最強の能力者同士の決戦、相容れない立場の主人公同士の決戦とラスボスのシチュエーションに関して過去作はどれも最高の作りだったと思うが、今作は今作でプレイヤーを揺さぶる良い物だった。やっぱりアームドブルーはチート。

展開はともかく最後に関しては救いがあったので安心した。爪のエンドはあれはあれで丸く収まったのだなという再評価が出来るのは面白い作りである。

しかしRoRoの声が変わったのは最後まで慣れなかった。アキュラに関しては背景も考えると丁度いい感じがしたのだが。

ガンヴォルト本編の三作目も期待したいがGV側のアクションももう少し何か工夫が欲しいなあと。アキュラでびゅんびゅんブリッツダッシュすると物足りない。

そして何よりそのうちガンヴォルトシリーズ全体についても触れたいところ。

 

という事で今回はここまで。FF14とFEもどこかで…。